紅いクチビル
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『…俺、明良が好きなんだけど。』
『え…え、えっ?
ウッソだぁ~!
またまた、あたしをからかうったってそうはいかないぞー!』
『冗談じゃなくて。
本気で好き。
俺と、付き合って。』
そう言って、奈津はあたしの手を絡め取った。
その仕草がなんかエロくて、不覚にもドキドキしてしまう。
あたしと奈津の出会いは最悪だったのに、だんだんあたしは奈津が好きになって。
だから、奈津も同じ気持ちだって知って嬉しくて。
『う、ん…、付き合う////』
あたしは、奈津と付き合うことになった。