病み彼女との恋愛
「それでは、話をして貰おうかな?」

「……は?」

手の痛みも引いたらしく、真面目な…ホントに真面目な顔で俺を見る。

なにか悪いコトしたか?

「何処までいったんだ?

清水小毬と……」

「え……?」

な、んで?

なんでそんな真面目な顔で、声で、あいつのコトを聞くんだよ…

遊樹先輩の目は俺を射抜くような目をしていて、さっきまでの巫山戯た感じなんて全然無くて…


本当に同一人物なのかと疑う程に…

「だから、早く教えろって

何処までいったんだ?

まあ、昨日今日じゃあ何処までもないだろうけど」

「……ま、まあ…

ちょっと話す位……」

「話す位…ねえ……」

え?え?

なに?

俺、なにか不味いこと言ったか?

「お前、あいつと同級生だったんだろ?」

「まあ…」

「その時と今、どう違う」

どう違う……?

そんなこと聞いて…
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