病み彼女との恋愛

散りゆくモノ


遊樹先輩に警告されて数日。

小毬は俺や先生やクラスメイト達と話して、段々みんなから信頼を寄せられていった。

信頼だけじゃない。

男子達からは恋心も寄せられていった。

あんなに美人だったら誰だってそうだ。

俺は………

「ちょっとお兄ちゃん邪魔‼︎」

「ん?あ、ああ。

悪い」

「絶対悪いなんて思ってないでしょ!

あ、あとこれから友達来るから」

「先に言え‼︎

あー…戸棚にこの前作ったマフィン入ってるから持ってけ」

確か、何種類か作ってあるから大丈夫だろ

邪魔らしいから、自分の部屋に向かう。

向かっている途中で

「お兄ちゃんの女子力どうなってるの⁉︎」

なんて声が聞こえたが気にしない。

女子力ってまずなに?

「えー!ヤバい!これめっちゃ美味しい!」

「真希!お前先に食ってるんじゃねえよ!」

てか、こんなに大声出したら近所迷惑になるな。

…控えよう。

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