病み彼女との恋愛

部屋に戻るとベットに横になる。

スマホを取り出してなにをするわけでもなく構う。

何気無くカレンダーを開くと今日の日付に

“Ange、予約”

と書いてあった。

予約……?

何か予約してたか?

…予約……予約……





あ…

ヤバい…すっかり忘れてた‼︎

「真希!

俺ちょっと出てくるわ!」

カーディガンを羽織って家から出て行く。

「わかったー!

てか、お兄ちゃんうるさいー!」

「お前の声の方が充分うるせえわ!」

ただ、この時俺は知らなかった。



……真希の友達が既に来ていたことに。
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