病み彼女との恋愛
まあ、あの頃と比べて確かに可愛いくなってる。

真珠みたいに色白な肌。

腰まであるクセのない長い黒髪。

俺の肩より少し低い位置にある頭。

歩き方まで、見ていると愛らし……ってなに考えてんだ俺‼︎

流石にないっての!

だって、6年も前だろ⁉︎

可愛いか可愛くないかって聞かれると可愛いけど……

「白石さん?

どうかされまして?」

「あ、ああ、いや。

大丈夫だ。気にすんな」

「そうですの?

なら良かったですわ」

口元に手を持っていってクスクスと笑う。

そのクセ…6年と変わらない。

……容姿が変わってもやっぱり彼女は彼女なんだ。

「白石さん、此処が音楽室ですの?」

「え?

ああ、此処が音楽室だ。

中入るか?」



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