病み彼女との恋愛
*TAKASHIside*
俺が小毬の一番上の姉、「清水咲紀」と出会ったのは病院でだった。
ちょうどその時、俺の爺さんが腰を痛めてそれを放置してたら腫瘍が出来て手術しなければならない状況になってたらしい。
小学生だった俺には関係ない話だった。
それに、あんな俺に対して陰口しか言わねえクソじじい死んだって構わなかった。
むしろ死ね。
そう思ってた俺は親に連れられて病院に来ても決して病室には行かなかった。
それが2日3日のペースで行くとなると、退屈になってくる。
中庭の草むらで寝転がってると
「……ねえ………
冷たくないの…?」
「ん?
別にー、てか誰?」
肩まで伸びた黒い髪と白すぎる肌が特徴の俺と同い年位の女の子が、
俺を見下ろしてた。
「あ、私…清水咲紀
此処で入院…してるの
貴方は?」
「俺は大代尊
変な病気になった爺さんのお見舞いしたくなくて逃げてきた!」
そう言うと、咲紀は目を見開いた後笑い出す
「あはははっ
逃げたんだっ!」
「おうっ!
多分当分連れてこられるから逃げねえと」
「あははははっ
尊くん面白いっ!
ねえ、逃げるんだったらさ……私とお話ししてくれない?
ずっと入院してて話し相手が居なかったの」
「ああ!
いいぜ!俺絶対此処に来るからさ!」
手を握りしめて突き出すと、びっくりした様な顔をして同じ様に手を突き出す
「約束なっ!」
そう言って、拳と拳を突き合わせた。
これが、咲紀との出会いだった……
俺が小毬の一番上の姉、「清水咲紀」と出会ったのは病院でだった。
ちょうどその時、俺の爺さんが腰を痛めてそれを放置してたら腫瘍が出来て手術しなければならない状況になってたらしい。
小学生だった俺には関係ない話だった。
それに、あんな俺に対して陰口しか言わねえクソじじい死んだって構わなかった。
むしろ死ね。
そう思ってた俺は親に連れられて病院に来ても決して病室には行かなかった。
それが2日3日のペースで行くとなると、退屈になってくる。
中庭の草むらで寝転がってると
「……ねえ………
冷たくないの…?」
「ん?
別にー、てか誰?」
肩まで伸びた黒い髪と白すぎる肌が特徴の俺と同い年位の女の子が、
俺を見下ろしてた。
「あ、私…清水咲紀
此処で入院…してるの
貴方は?」
「俺は大代尊
変な病気になった爺さんのお見舞いしたくなくて逃げてきた!」
そう言うと、咲紀は目を見開いた後笑い出す
「あはははっ
逃げたんだっ!」
「おうっ!
多分当分連れてこられるから逃げねえと」
「あははははっ
尊くん面白いっ!
ねえ、逃げるんだったらさ……私とお話ししてくれない?
ずっと入院してて話し相手が居なかったの」
「ああ!
いいぜ!俺絶対此処に来るからさ!」
手を握りしめて突き出すと、びっくりした様な顔をして同じ様に手を突き出す
「約束なっ!」
そう言って、拳と拳を突き合わせた。
これが、咲紀との出会いだった……