病み彼女との恋愛
この学校の裏庭は何故か広い。
広い裏庭からたった2人を捜すのには時間がかかる
「お前が…お前が俺を……見てくれないからっ!」
「ですから…!
申し上げているでしょう⁉︎
わたくしが愛しているのは…
白石聡ただ1人だと‼︎」
……え?
俺のいた位置から2人は近い場所にいた。
2人とも声を荒げていた。
小毬が…俺のこと……?
多分俺は目を見開いて2人を見る。
2人とも俺には気づいていなかった。
そのまま討論は続く
「わたくしはあなたの事を存じておりません!
それに、わたくしが愛しているのは聡さんだと何度言えば分かるのですか!」
「うるさい!うるさいうるさいうるさい‼︎
俺のモノにならないんなら……」
小毬が叫び慣れていないように必死で叫ぶ。
息は切れ切れで肩で息をしていた
男の方は…何かを決意したように……
後ろに持っていた凶器を…
次の瞬間……
凶器は俺の腹部に刺さった……