…だから、キミを追いかけて
「それなら早う言えや!皆で祝ってやったのに!」
「いいよ。もう誕生日祝ってもらうような年でもないし」
家族なんか、私の誕生日にバイトをプレゼントしてくれたくらいだもん。
「良うない!そんなら、さっさと動くぞ!ほら立て立て!」
(立て立てって、あんたが待てって言うたんやん)
呆れながら立ち上がった。
「ええな。行くぞ!来い!」
「えっ⁉︎ 来いって…ねぇ、ちょっと波留!待って!」
ダッシュ⁉︎
足早ーっ……
駐車場に停めてある黒のワゴン車へ向かって走る。どうやらそれが彼の車らしい。
あっという間に着いて、「早く来い!」と叫んでいる。
「全くもう。どこまでなん⁉︎ 今日は」
振り回されるにも程がある。
でも……
(なんだか楽しみ)
故郷再発見。知らなかったことが見えてきそうで、ウキウキして仕方なかった。
「いいよ。もう誕生日祝ってもらうような年でもないし」
家族なんか、私の誕生日にバイトをプレゼントしてくれたくらいだもん。
「良うない!そんなら、さっさと動くぞ!ほら立て立て!」
(立て立てって、あんたが待てって言うたんやん)
呆れながら立ち上がった。
「ええな。行くぞ!来い!」
「えっ⁉︎ 来いって…ねぇ、ちょっと波留!待って!」
ダッシュ⁉︎
足早ーっ……
駐車場に停めてある黒のワゴン車へ向かって走る。どうやらそれが彼の車らしい。
あっという間に着いて、「早く来い!」と叫んでいる。
「全くもう。どこまでなん⁉︎ 今日は」
振り回されるにも程がある。
でも……
(なんだか楽しみ)
故郷再発見。知らなかったことが見えてきそうで、ウキウキして仕方なかった。