…だから、キミを追いかけて
澄良の店に着くと、波留は急いで中へ走り込んだ。
私を車内に残し、澄良と二人で出てくる。
「ーー夕夏、熱があるんやって⁉︎ 」
額を触る。
「…ホントだ…熱い……」
大丈夫?と聞かれた。
「平気…。どうもない。きっと寝冷えしたんよ。昨夜、海の側でうたた寝したから……」
半分は波留のせい…みたいなもん?
「…とにかく、このままじゃ良うないから家に行こっ!熱冷ましあるから飲もう!」
澄良も後ろに乗り込んで家へと向かう。
腰が痛い。肘も膝も…関節が痛む。
(ヤバいなぁ…熱が上がり始めてる……)
施設で働いてたから、熱の上がり始めは分かる。
喉がヒリヒリと痛い。
扁桃腺からの熱だ…。
「夕夏……大丈夫か?」
運転席から声がした。
振り向く人が気にかけている。
「大丈夫ですよ……先輩……」
そんなに心配そうな顔しないで…。
そんな顔されると思い出す。
ーーー病院での…父の涙をーーーー
私を車内に残し、澄良と二人で出てくる。
「ーー夕夏、熱があるんやって⁉︎ 」
額を触る。
「…ホントだ…熱い……」
大丈夫?と聞かれた。
「平気…。どうもない。きっと寝冷えしたんよ。昨夜、海の側でうたた寝したから……」
半分は波留のせい…みたいなもん?
「…とにかく、このままじゃ良うないから家に行こっ!熱冷ましあるから飲もう!」
澄良も後ろに乗り込んで家へと向かう。
腰が痛い。肘も膝も…関節が痛む。
(ヤバいなぁ…熱が上がり始めてる……)
施設で働いてたから、熱の上がり始めは分かる。
喉がヒリヒリと痛い。
扁桃腺からの熱だ…。
「夕夏……大丈夫か?」
運転席から声がした。
振り向く人が気にかけている。
「大丈夫ですよ……先輩……」
そんなに心配そうな顔しないで…。
そんな顔されると思い出す。
ーーー病院での…父の涙をーーーー