…だから、キミを追いかけて
「澄良……幸せそうだね……」
感想を口にした。
彼女の頬がポッと赤く染まる。
「…幸せよ……」
恥ずかしそうに微笑む。
こんな所は変わらない。昔のままだ。
「旦那さん、島の人なんだって?さっきお母さんが言ってた」
食べながら話し始める。
自分のことを聞かれるとマズイ。……そんな気持ちもあって。
「うん…2年前に友人の結婚式で知り合って…夕夏も覚えてるでしょ?入江さん…」
「那海(なみ)ちゃんのこと⁉︎ 」
「うん。彼女のね、結婚披露宴の席で知り合った」
「へぇー、ステキな出会いだね…」
惚気れる風もなく、淡々と話す澄良の喋り方に相槌を打つ。
嫌みのない言い方…彼女らしい。
「夕夏は?」
「えっ…⁉︎ 」
ドキッとした。
目の前にある澄良の顔が微笑んだ。
「…彼氏いないの?」
その質問に胸の中がバタバタと暴れる。
して欲しくない問いかけに、やけに動揺してしまう…。
「い…いないよ。彼氏なんて……」
いたら帰ってこないよ…と笑って誤魔化す。
嘘くさい笑い。吐きだしそう…。
「そうなの⁉︎ 信じらんない!夕夏すっごくキレイになってるから!」
「そ、そんなことないよ!澄良の気のせいだって!」
手を振って否定した。
澄良とは『似た者同士…』
よくそんなふうに表現されたーー。
感想を口にした。
彼女の頬がポッと赤く染まる。
「…幸せよ……」
恥ずかしそうに微笑む。
こんな所は変わらない。昔のままだ。
「旦那さん、島の人なんだって?さっきお母さんが言ってた」
食べながら話し始める。
自分のことを聞かれるとマズイ。……そんな気持ちもあって。
「うん…2年前に友人の結婚式で知り合って…夕夏も覚えてるでしょ?入江さん…」
「那海(なみ)ちゃんのこと⁉︎ 」
「うん。彼女のね、結婚披露宴の席で知り合った」
「へぇー、ステキな出会いだね…」
惚気れる風もなく、淡々と話す澄良の喋り方に相槌を打つ。
嫌みのない言い方…彼女らしい。
「夕夏は?」
「えっ…⁉︎ 」
ドキッとした。
目の前にある澄良の顔が微笑んだ。
「…彼氏いないの?」
その質問に胸の中がバタバタと暴れる。
して欲しくない問いかけに、やけに動揺してしまう…。
「い…いないよ。彼氏なんて……」
いたら帰ってこないよ…と笑って誤魔化す。
嘘くさい笑い。吐きだしそう…。
「そうなの⁉︎ 信じらんない!夕夏すっごくキレイになってるから!」
「そ、そんなことないよ!澄良の気のせいだって!」
手を振って否定した。
澄良とは『似た者同士…』
よくそんなふうに表現されたーー。