先生、ずっと愛してる。
「どこ行きたい?」




智希と一緒なら、何処でもいいけど…




「夜の海!!」




「えっ?泳がなくていいの?」




「うん…夜の海ってすっごくきれいで好きなんだぁ」




「そっか…分かった!夜の海な」




久しぶりに智希と外でデートだ!!




バレるのが怖くて、ほとんど私の家にいたから…




「じゃあ…俺の家に寄ってから行く?」




智希の家…?




そういえば…行った事ない…




「いいの…?」




「は?何で?いいに決まってんじゃん。彼女なんだから」




「ううん…そうじゃなくて…1度も行った事ないから、来られたら困るものでもあるのかなって思ってたから…」




「そんなもの、あるわけねぇじゃん」




よかった…ずっと気になってたんだよね…




元カノのものが、何か置いてあるんじゃないかって…




「じゃあ、昼過ぎには終わらせよっか?」




「うん!」




今、思ったんだけど…私学校で智希とか言っちゃってた…




やばいよね…夏休みだからって気抜きすぎだった…




って言っても、こんな会話してる事事態やばいんだけど…




私達って…危機感なさすぎじゃない??




それから、真面目に話し合いを始めた。




もう少しで終わるという所で、教室に中田先生が入ってきた。
< 128 / 238 >

この作品をシェア

pagetop