先生、ずっと愛してる。
「俺は彩音の為なら、何だってやるよ。教師なんかクビになってもいい」




智希…




そんなに想われてるなんて…




私…幸せすぎだよ…




私は…一体、智希の為に何が出来るんだろう…




「そりゃ楽しみだな」




そう言って、中田先生は教室を出て行った。




気が付けば、涙が頬をつたっていた…




「彩音…また泣かせてゴメンな…」




そう言って抱きしめてくれた。




学校だから…って思って離れようとした。




でも…




「もう…バレてもいいから…今はこうしていたい」




智希…もう、覚悟決めてるんだね…




私も…智希とずっと一緒にいれるんだったら…




どうなってもいいよ…




そう言ったら…『お前はちゃんと田上と一緒に卒業しろ』だって…




簡単に壊れる友達じゃないのに…




智希は、ちゃんと私の事を考えてくれてる…




ありがとうと愛してる…




何回言っても足りないね…




きっと…中田先生はこんな本気な恋愛…した事ないんじゃないかな…




だから、こんな事できるんだよ…




あんなにカッコイイ顔してるのに…中身は最悪だよ…




みんな知らないから、モテてるんだよ…




端から見れば、『いい先生』演じてるからね…
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