先生、ずっと愛してる。
私の心臓…マジでヤバイ…




口から心臓が出るってまさにこの事だよね?




誰に見られるか分からないのに…




私達は、深い深いキスをした。




久しぶりに感じた智希の唇の温もり…




もう忘れたくない…




「彩音…ずっと一緒にいような」




「うん…私も智希とずっと一緒にいたい…」




空港の中では、みんなが待っていた。




「遅いー!!」




「ゴメン、ゴメン。お前らの散らかしたゴミ片付けるのにてこずった」




嘘だけど…ね。




梨華だけは、ごまかしが効かなかったみたいだけど…




「復活したんでしょ?瀬名っちと」




「うん…」




「よかったね…本当によかったね」




梨華には散々、迷惑かけたから…




ありがとね…




バスを降りる時、運転手さんに『頑張って下さいね』って言われた。




もしかしたら…キスしてたの見られてたかも…




でも智希は『はい』って満面の笑顔で言った。




絶対に楽しい修学旅行にしたい!!




中田先生が一緒なのは、ちょっと不安だけど…




智希と一緒だから平気。




搭乗手続きを済ませ、飛行機に乗り込んだ。




中では、みんながはしゃいでた。




さすがに飛行機は、智希と一緒に座れなかったけど…いいんだ。




一緒の景色見て、一緒の空気吸ってる。




楽しいのも…きっと一緒。




智希…いい思い出、『一緒』に作ろうね。
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