先生、ずっと愛してる。
それでも、誰にも言わないのは何故??




バレた時は、絶対に噂が流れると思ったのに…




その答えを知る時がやってきた。




その日の見回りの時間。




今日も梨華は私に気を使って、違う部屋に遊びに行った。




智希と過ごせるのは、すごく短い時間だけど、すごく幸せを感じる時間。




これからは、もっと長く一緒にいられるね。




トントン。




「……………!!」




私は智希だと思って、確認もしないでドアを開けてしまった。




「中田先生…何ですか?」




「ちょっと見回り」




そう言って、私と壁の間を擦り抜け、部屋に入った。




「ちょっと!!担任が違うんですけど!!」




「さっき、田上が違う友達といたから、まさかと思って来てみたら…やっぱ1人だったな」




そう言いながら、ジワジワと私に近付いてくる。




「ここで、あいつと逢い引きするつもり?」




「何言ってるんですか?」




「まぁ…あんな水着姿見せられたんじゃあ、男は誰だって獣になるよな…」




怖い…。この人怖い…。




智希!!!早く来てよ!!




助けて!!!!!!!!!!




「俺のものになれよ、彩音」




あまりの怖さに言葉もでない…。




「力ずくで抱いてもいいんだぜ」




私の体は行き場を失い、そのままベットに倒れた…。

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