先生、ずっと愛してる。
父親は国会議院。




だから家庭は裕福だった。家も3階建て。




母親は看護士をしていた。結婚して私を身ごもった時に辞めたと聞いた。




看護士の仕事を天職だと思ってたらしく、専業主婦にストレスを感じてたみたい。




父親は仕事、仕事で全然家庭を顧みない人だった。




だから父親の記憶は全然と言っていい程、ない。




母親はそんな父親に嫌気がさし、男を作って出て行った。




泣いた記憶はない。




覚えてるのは、1人で生きていこうと決めた事。




父親はいつの間にか荷物とともにいなくなっていた。




私は2人に『捨てられた』…。
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