先生、ずっと愛してる。
「3・2・1…」




智希のカウントダウンとともに、園内の全てがライトアップされた。




「きれい…」




観覧車から見る景色は、まるで別世界。




園内のライトアップと合わせて、外の住宅地までも綺麗な景色が描かれていた。




「写真みたいにきれい…」




「よかった。気に入ってもらえたみたいで…」




気に入ったどころじゃないよ…




日本にも、まだこんなに綺麗な所があるんだって思えた。




一生、忘れないよ。




「あっ!智希にクリスマスプレゼントがあるんだ」




「えっ!? マジ??」




バックから、きれいに包まれた箱を取り出して、智希に渡す。




「何かマジでうれしい…開けてもいい?」




「うん…」




智希がネクタイを取り出して、自分に当てる。




「ありがとう。俺、毎日このネクタイするかも」




「本当?うれしい!!」




私があげたネクタイしてる姿が見れるなんて…幸せ。




「俺もあるんだ…。プレゼントっていうか…」




智希がジャケットのポケットから小さな箱を出した。




「婚約指輪なんだけど…」




こっ?婚約…指輪??




開けられた箱の中には、本物のダイヤであろう指輪が光ってる。




私が…もらっても…いいの?




「受け取ってもらえるかな?」




「はい…」




すっごく、うれしいんだけど…驚くのが先で言葉が浮かばない。
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