先生、ずっと愛してる。
それでも…




つい、うれしくて…智希の家に着いても、ずっと指輪に見とれてた。




まさか…高校生でもらうとは思ってなかった。




絶対、高いよね…?




「この指輪…いくらぐらいするの?」




「秘密!」




いくら聞いても教えてくれなかった。




さすがに学校にはしていけないから、ネックレスにして身につけておく事にした。




「彩音、お風呂お先にどうぞ」




「はぁい」




智希の家のお風呂、広くて足が伸ばせて、すごく気持ちいいんだよね。




だから、智希の家のお風呂では、いっつも長風呂。




お風呂から上がったら、待ちきれなくて智希は先に寝てる事もしばしば。




でも…今日は…。




勝負下着も着けたし…。




体もきれいに洗ったし…。




って…今思ったんだけど…。




私…スッピンじゃない!!!???




いくら体をきれいに洗っても、顔がスッピンじゃあね…




でも…今から化粧しても変だし…




「次、入るよ?」




私が上がったのを確認して智希がお風呂に入った。




何か…緊張してきた…。




心臓が破裂しそうなくらいバクバクいってる…。




今からこんなんじゃあ…いざって言う時、心臓がもげちゃうよぉ…




鏡の前の自分。




今の私で大丈夫かな?
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