先生、ずっと愛してる。
今更、親に会いたいとか思わない。




ただ…親の愛って、こんな感じかなぁって思えた。




まだ、会って数時間なのに…心の中、全部さらけ出しちゃった…




「いいお父さんとお母さんだね…」




智希の寝室で、今日の日を振り返る。




「そうかぁ?あれで、しょっちゅう喧嘩してるんだよ。どうでもいい事で」




「え〜!!意外」




「まぁ、でもお互いを思いやる気持ちはあるみたいだから」




そうだよね…。




思いやりの気持ちを忘れたら戻れないよね…




うちの家庭がそうだったから。




「親父の事、黙っててゴメンな。言ったら…彩音が離れていってしまいそうだったから…」




「智希…。もう何があっても離れないって約束したじゃん」




智希の視線と…私の視線が交わって、どちらからともなくキスをした。




「彩音…」




そう言って、智希が私の服の中に手を入れて胸を触り出した。




「ちょっ…ちょっと、智希。ダメだよ!近くにお父さんとお母さんがいるから…」




「声を出さなきゃ、大丈夫だよ」




そんな事言ったって…できるかなぁ??




いろいろ考えながら、智希と1つになった。




声を押し殺してのエッチは、智希をより興奮させたみたいで、いつにもまして激しかった。




大変だったよ…。声が出ちゃいそうで…。
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