先生、ずっと愛してる。
「あきらめなさいって言ってんのよ…私、瀬名っちとキスしたの。あなたなんか相手にされないわよ!!」




えっ……?




ウソ……




瀬名先生が………?




この椎名 美咲と……?




先生って……




そんな先生なの……?




彼女がいても誰とでも……




キスするような人なの……?




「先生は…そんな人じゃない…」




まるで自分にそう言い聞かせるように言った。




すると右頬に鈍い痛みが走った。




私は椎名 美咲に思いっきり右頬を叩かれていた。




痛っ…。




『何すんのよ!!』って言おうと思ったら梨華の方がはるかに早かった。




「ちょっと何すんのよ!!」




何か口の中が切れてるみたい…。




血がポタリと落ちる。




「きゃあーーーーぁぁ!!!」




クラスから悲鳴が上がる。




「彩音、大丈夫??」




梨華がすごく心配してくれてる…。




本当はあんまり大丈夫じゃないんだけど…。




「うん…大丈夫…」




すると教室のドアが勢いよく開いた。




先生……。




来るの…遅すぎだよ…。
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