先生、ずっと愛してる。

室長になったら、授業の始まりと終わりの号令。




クラスの雑用、日直の仕事、学校行事の責任者、クラスの事はこの室長に全部任せられる。




しかも１年間…。放課後はもちろんの事、休みの日にまでもたまに学校に来なければならず、全然遊べなくなるのだ。




だから誰もやりたがらない。




去年は確か…くじ引きで決めたような…




「誰かなりたいやつ？」




案の定、誰も手を挙げない。当たり前だよ。




「いるわけないよな…。じゃあ、誰か推薦したいやつ？」




隣の席の梨華が突然立ち上がった。満面の笑みで私の方を見る。




まさか…………！！！！！！！




「私は、彩音がいいと思います」




やっぱり！！！！！！！ありえないから！！！！！！！！




「じゃあ、上原やってくれる？」




出たぁ！！！！！！ホストスマイル！！！！！！そんな笑顔で言われたら断れないじゃん………。




「はい…」




クラスから拍手をもらった。拍手もらってもねぇ…。




思わず、梨華を睨んだ。私とは遊びたくないって事ね？？？？




梨華はニヤッっと笑って私を見る。




何か企んでる顔だな。