先生、ずっと愛してる。
そして、すごく大事にしてくれてる事もうれしい…




その日も、何もしないで、手をつないで寝た。




ただ…先生とこうしてるだけで幸せって思える…




この幸せを大事にしたい…




次の日の朝、先生に車で病院まで送ってもらった。




「きつかったら、学校休んでもいいから」




「うん…」




病院って…苦手なんだよね…




不治の病とか言われたらどうしよう…




「大丈夫だって!」




こればっかりは、先生にそう言われても、不安は拭えなかった。




中に入ると、たくさんの人。さすがに大きくて有名な病院だけはある。




1時間半待って、ようやく名前が呼ばれた。




「上原 彩音さん、3番へどうぞ」




中には、きれいな女のドクターが座っていた。




病状を説明すると、やっぱり、胃カメラを飲まないといけないらしい…




「するっと入りますから」




簡単に言うけどねぇ…胃カメラなんて初めてなんだよ!!




しかも…17で飲む事になるなんて…




もう二度と飲みたくないと思ったぐらい、苦労した…




「ストレス性胃炎ですね。まぁ、精神的なものもあるでしょう」




ストレスって…いっぱい思い当たるんだけど…?




「治りますか…?」




「炎症を抑える薬は出しますが、後はあなた次第ですね」




乗り越えろって事だよね…?
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