傷だらけの王子サマとお姫サマ
分かってて、なにも触れないでくれてる

「ありがと」
小さく呟く
そうすれば、5人は優しく顔を緩めて

「今日、午前で終了だよな?」

「きょう、どこ行く??」

「陸哉はどうせ、ゲーセンだろ?」

「えー今日はまっすぐ溜まり場いこーよ」

「あ、鳥だ。。。」
いつも通りの会話をはじめる

あー安心する。
俺の顔にも自然と笑顔が戻る



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