傷だらけの王子サマとお姫サマ
「あのね、りく。紹介したい人がいるの」
この一言で、きづいた

「この人はね、たいすけさんって言うの」
リビングから出てきたのは、とても優しそうな男のヒト

あぁ、分かった
母さんが明るく笑うリユウが

「この人とね、母さん再婚しようと思って」
あぁ、ダイセイカイじゃんかよ

「あ、そうなんだ」
真顔で答える

たいすけ、と呼ばれる男のヒトが
「リク君、よろしくね」
そう言って、照れくさそうに笑う
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