傷だらけの王子サマとお姫サマ
高校一年生の時仲良くなった希緒
大好きだし、信頼もしてる
大切で、大事な親友だ。

だけど、家のことは相談できなかった

心配をかけたくない。
変に同情もしてほしくない。
だから、言えない。

「月華?着いたよ。大丈夫?」
心配そうに顔を覗き込んできた希緒

もうこれ以上こんな顔させたくない。

ただでさえ心配をかけてるから。

「ん?大丈夫だよ!いこっ」

ごめんね、希緒

「優音さん、ありがとうございました」

「はい、いってらっしゃい。月華、希緒さん」





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