幼なじみって何ですかっ!
「それじゃあ…お前らは1番後ろの席に座れ。」
え、嘘。
1番後ろの席?
しかも先生が指を指したのは、窓側の1番後ろだった。
すごくラッキーじゃん。
だって寝ててもバレないでしょ。
「それと⋯。
くれぐれも 寝ることのないように、な。」
「⋯ぁ、はい。」
心の声を聞かれてしまったのか、先生から真っ黒な笑顔で、 「寝たら承知しねえぞ」アピールをされてしまった。
ってか先生、笑顔が黒すぎるよ。
黒すぎて 鬼の角まで見えるよ。
⋯まあ、1番後ろの席だし。
隣は、窓と和樹だし。
結果オーライ、かな。
「やった、和樹の隣だ。宿題見せてね。」
「いや、お前ふざけすぎだろ!」