XXX

でも俺には夢がない…わけでもない。

1つだけやりたいことがあった。

「音葉…」

この暗い空を見ていると、あいつならこの雲も消してくれそうな気がした。

キーンコーンカーンコーン

そんなことを考えているといつの間にか授業は終わっていた。

この1時間なにも頭に入ってこなかった。
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