心温【短編】完


「…胸が、じんわり温かくなる…のでしょ?


ねぇ気づいてた…、?


あなた食べているときや心が欲しいって言っていた…時、とても穏やかに笑っていたんだよ…。


心がない人は、あんな…顔作れないんだよ。


お墓を、作っていた、時も哀しそうな顔を…してた。


…あなたには、ちゃんと…心が、あるよ…。


だ、から…泣かな、…いで…?」


彼女は手を伸ばし、彼の涙をそっと拭った。


その手を握り彼は叫ぶ。

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