桜の龍~誠の元に集う者~
 土「渡辺、浪士達は俺たちに任せろ。お前はソイツを守ってやれ」
 歩「頼みます、副長。・・・悪いけど、目と耳を塞いでいて頂戴」
 少女が目と耳を塞いだのを見計らい、土方さん達が動いた。





 総「終わったよ」
 歩「お疲れ~」
 瞬時に不逞浪士を取り締まり、血を見るような事態になる前に全てを終わらせた土方さん達。
 土「で?何だってお前は急に走り出した?」
 歩「ごめんなさい」
 少女「歩?」
 やっぱりか。
 歩「久し振りだね、雫(しずく)」
 約一年ぶりか~、長かったような短かったような。
 一「知り合いか?」
 歩「私の友達。どうやら私と同じで、時渡りしてみたい。」
 少女・雫「歩、ここはどこ?それに、何で新選組のコスプレしてんの?」
 総「何処かで見た格好してると思ったら、歩ちゃんが来た時の異国の着物だ!」
 今更みたいに言わないで、総司。
 雫、私は新選組のコスプレをしている訳ではない!
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