桜の龍~誠の元に集う者~
 藤「とにかく!俺は1人だけはじかれてるのって嫌いなんだ。ハイ、練習してみて?」
 う~ん・・・・・・、どう呼べばいいんだ?取り敢えず、仮に千歩譲って・・・・・・
 歩「じゃあ、平助さん?」
 藤・平「う~ん・・・もっと、くだけて!」
もう!最大限の譲歩!!
 歩「分かったよ、平助!!!」
 半ば自棄っぱちで呼んだら、たちまち笑顔になった。
 平「もう一回!もう一回、呼んで!!」
もっかい?しょうがないなぁ・・・。
 歩「平助」
 平「それいい!これからは、それで呼んで!!」
 歩「分かった!改めてよろしくね、平助!!!」
新しい友達ができた~↑ワーイワーイ。
 沖「二人で盛り上ってるところで悪いけど、そろそろ朝食の時間だよ」
 歩「分かりました。平助、悪いけど先に広間へ行ってて?着替えてから行くよ」
 平「おう!じゃ、後でなーーーー!!」
 そう言って平助はバタバタと廊下を走って行った。朝っぱらから元気だな。って、廊下は走るなーーーー!!!子供の頃から言われてるでしょーーーー!!!
 沖「じゃあ、僕達も着替えようか?」
 歩「そうですね」
 確かに朝食に遅れて、鬼副長の大目玉を喰らいたくないし。
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