桜の龍~誠の元に集う者~
 斎「・・・((((;゜Д゜)))」
 斎藤さん、目を大きく開けたままフリーズしてるし。
 平・原・新「マジか?!」
三馬鹿は三馬鹿で、声をハモらせてビックリしてるし。
 山「まさか・・・実在していたとは・・・」
山南さんは、現実逃避?近藤さんだけは、唯一まともな言葉を発した。
 近「渡辺君・・・君は龍だったのか」
 歩『そうです。私は、ご覧の通り龍の子です』
 そう、私は龍の子。もちろん、今の両親と血のつながりは無いけど、私を実の娘のように育ててくれた。その事を知ったのは、私が中学に入った時。自分自身、薄々気づいていた。他の人と比べても、怪我の治りが格段に早かったり大自然の力を意のままに操る事も出来た。
 沖「でも、その姿を誰かに見られたら」
 歩『心配は無用です。結界を張って、皆さん以外は見られません』
 土「何故、俺達に話した?」
 歩『皆さんになら、ありのままでいられると思ったから』
 平「でもさ、歩の声が頭に直接響いてくるのは、何で?」
 歩『この姿になると口が訊けなくなるから、頭に直接ね』
テレパシーって言っても、分からないだろうし。
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