Honey honey days
出会いは突然だった。
入学式から3ヶ月ぐらい立ったある日。
私は美優と友人達と集まって喋っていた。
突然、しんと静まり返った教室。
「なぁ、リリコちゃんで合ってる?」
目の前には綺麗なハチミツ色。
成瀬拓海くんだった。
あれ…?
今、私に話し掛けてきた?
ぽかんとした表情で見つめると、「あれ、違った?」と苦笑いを浮かべる彼。
「ううん、莉々菜だけど…?」
「あぁ、莉々菜ちゃんね。ごめんごめん。あのさ、連絡先教えてよ。」
「…へ?」
そんな突然?
思わず間の抜けた声が漏れる。
この人、ちゃらい…。
「ごめん、携帯忘れちゃった。」
完全に嘘を付いてしまった。
しっかり持ってきているのに。
「ねぇ、拓くん。私も教えて!」
「私も私もっ」
何故か周りの友達がきゃっきゃっと騒ぎ出す。
「ん、いいよ。また連絡する。」
友達たちと連絡先を交換し終えた彼は、ひらひらと手を振り、
「…じゃあね、莉々菜ちゃん。」
余裕たっぷりの笑みを向けると颯爽と教室を出て行った。
唖然とするクラスメイト達。
クラスの雰囲気変わっちゃったよ。
「莉々菜ありがとー!拓くんの連絡先ゲットしちゃった。」
「成瀬くん格好良いけど、怖かったから話し掛けれなかったんだよね。」
次々と話し出す友人たち。
「でもたっくん、りりちゃん狙いだよ、絶対。」
美優がにやにやしながら、そんなことを言い出して驚いた。
「へ?そんなことないでしょ。」
だって、私とあの人と接点ないし。
第一、成瀬くんと私じゃ違いすぎる。
入学式から3ヶ月ぐらい立ったある日。
私は美優と友人達と集まって喋っていた。
突然、しんと静まり返った教室。
「なぁ、リリコちゃんで合ってる?」
目の前には綺麗なハチミツ色。
成瀬拓海くんだった。
あれ…?
今、私に話し掛けてきた?
ぽかんとした表情で見つめると、「あれ、違った?」と苦笑いを浮かべる彼。
「ううん、莉々菜だけど…?」
「あぁ、莉々菜ちゃんね。ごめんごめん。あのさ、連絡先教えてよ。」
「…へ?」
そんな突然?
思わず間の抜けた声が漏れる。
この人、ちゃらい…。
「ごめん、携帯忘れちゃった。」
完全に嘘を付いてしまった。
しっかり持ってきているのに。
「ねぇ、拓くん。私も教えて!」
「私も私もっ」
何故か周りの友達がきゃっきゃっと騒ぎ出す。
「ん、いいよ。また連絡する。」
友達たちと連絡先を交換し終えた彼は、ひらひらと手を振り、
「…じゃあね、莉々菜ちゃん。」
余裕たっぷりの笑みを向けると颯爽と教室を出て行った。
唖然とするクラスメイト達。
クラスの雰囲気変わっちゃったよ。
「莉々菜ありがとー!拓くんの連絡先ゲットしちゃった。」
「成瀬くん格好良いけど、怖かったから話し掛けれなかったんだよね。」
次々と話し出す友人たち。
「でもたっくん、りりちゃん狙いだよ、絶対。」
美優がにやにやしながら、そんなことを言い出して驚いた。
「へ?そんなことないでしょ。」
だって、私とあの人と接点ないし。
第一、成瀬くんと私じゃ違いすぎる。