小さなANGEL(ケータイ小説向上の会企画作品)
どうせ理解されないなら…

徹底的に毒舌吐きまくっちまえ

と思ったもんだ。

ジムで練習中訪れた記者にも

「俺の相手になるヤツやらおるん?どいつもこいつも弱っちくてうんざりするぜ」

と毒を吐くと

「いや弥永クン…あんまり大口叩くのは…ほら、出る杭は打たれるって言うやん…潰されるよ」

とアドバイスしてくれる。

「俺を潰せるだけのヤツがおりゃそれはそれで大歓迎。なんなら次の試合右無しでしちゃろうか?どうせ大した相手でもあるまいし」

なんて言ったもんだから俺は、ようやく雑誌で注目される事になった。
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