小さなANGEL(ケータイ小説向上の会企画作品)
そしていつもの公園
莉那は手にしたボクシング雑誌『殴ろうぜ』を読みながら
「お兄ちゃん大丈夫と?インタビューでこんな事ばっか言って…」
と、らしくも無い心配してる。
たかがキャリア2戦のド新人が『チャンピオンってのは可哀想な人種…本当に強いヤツと戦ってないのにたまたまチャンピオンになったから楽隠居する機会を失ってる』なんてセリフ言ってんだから…
「次の試合右手使わんって…相手の人マジで怒っとぉやん」
なんて言って恐る恐る俺の後ろ姿を見てる。
「お前が言ったんやろ?俺は間違い無く世界チャンピオンになるって…」
相変わらず俺は落ちて来る虫を打ち抜いていた。
莉那は手にしたボクシング雑誌『殴ろうぜ』を読みながら
「お兄ちゃん大丈夫と?インタビューでこんな事ばっか言って…」
と、らしくも無い心配してる。
たかがキャリア2戦のド新人が『チャンピオンってのは可哀想な人種…本当に強いヤツと戦ってないのにたまたまチャンピオンになったから楽隠居する機会を失ってる』なんてセリフ言ってんだから…
「次の試合右手使わんって…相手の人マジで怒っとぉやん」
なんて言って恐る恐る俺の後ろ姿を見てる。
「お前が言ったんやろ?俺は間違い無く世界チャンピオンになるって…」
相変わらず俺は落ちて来る虫を打ち抜いていた。