小さなANGEL(ケータイ小説向上の会企画作品)
「こら、私語は慎むように」

レフェリーは、コイツら大丈夫か?って顔で形式的な注意をした。

リング上一触即発の2人は、それぞれのコーナーに戻り戦いのゴングを待つ。

俺は、ギャーギャーうるさいセコンドに背を向けコーナーにもたれかかり瞑想に入った。

俺の才能信じてるヤツっていねぇのか?…天才のデビュー戦にしちゃ寂しすぎだぜ。

そんな事考えながら静かに目を開いた。

そしてゴングが鳴る。


"カーン!"
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