お前、可愛すぎてムカつく。
こんなところで…誰かに見られたら…!!
「うるさい。少し黙れよ」
「でもっ…んっ…」
口が離れたと思ったら、すぐにまたキスされた。
恥ずかしいのに拒めないのは蒼空と離れたくないから。
このまま時が止まればいーのに…なんて思ってしまう。
蒼空の唇はそのまま私の頬を伝い、耳にたどり着いた。
思わずびくっとしてしまう。
それに気づいた蒼空が、ふっと鼻で笑ったから恥ずかしくなってしまった。
「ピアス、似合ってんじゃん」
「そ、そう!?」
耳たぶにキスを落とすと今度は首筋を蒼空の唇が這う。
私と蒼空は立ち位置が逆になり、私が窓辺に寄りかかる形になってしまった。
ちょ、ちょっと…
これ以上はっ…