お前、可愛すぎてムカつく。
「「大丈夫?」」
ぼーっとしてると、翠と渉君が心配そうな顔をして私の目の前に現れた。
「あ、うん…ごめん」
蒼空の事見てたのバレたかな…恥ずかしい!
「…今日からバイトでしょ?ほんとに大丈夫なの?」
「うん…頑張ってみる。少しでも蒼空の側にいたいから…」
「バカだよね~蒼空も!なんでまた水原なんかとつるんでるんだか」
翠はいつも私のために怒ってくれる。
今回蒼空がバイトしてるファミレスで働くって言った時も、本気で心配してくれた。
「蒼空には蒼空の考えがあるんだよ。水原さんが無理やりくっついてるだけかもしれないし」
「そんなの追い払っちゃえばいーのに!前の蒼空だったらそうしてたじゃん!」
渉君もいつも気にかけてくれてる。
2人は私が落ち込まないように、明るく振舞ってくれたりもする。
だからもう2人に心配かけさせたくないんだ…