お前、可愛すぎてムカつく。
水原さんに対しても、うまく笑えないと思うから…
それにしても、スタイル良いからウエイトレス姿がよく似合う。
こんなにかわいい子が側にいたら誰だってときめいたりするよね…
蒼空だって…。
ぁあ~!余計な事考えるのはナシ!!
「そうなの…元彼にまだ未練あるようだけどストーカーみたいなことはしないでよね」
「ちょっ、元彼って!彩ちゃん達はまだ…」
咄嗟に渉君の服を引っ張った。
「渉君っいいから…」
「でも!!」
水原さんは私の顔を睨むと、厨房の方へ歩いて行った。
心臓がバクバクしている。
元彼というフレーズが胸に突き刺さった。
もしかしたら…蒼空は水原さんに私と別れたとでも言ってるのかな…
「水原さんってホント性格悪いよ…あんな子のどこが可愛いんだかわかんないね!」
「水原さんは…かわいいよ…」
思ってることずばずば言う性格だけど、まっすぐに蒼空だけを見ている。