お前、可愛すぎてムカつく。


やばい。助けてくれたのがすごく嬉しくて…


きっと私…顔が赤くなってる。


「ごめんね…」


「つーかそのユニフォーム…」


「え?」


「他のヤツのより短くね?」


蒼空は私のスカートの方を指さした。


「み、短いかな?」


「みじけぇよ。屈んだらパンツ見えんじゃん。下に短パンでも履けば?」


そう言ってスタスタと厨房の方へ行ってしまった。


普通に話せたのはいいけど…


ユニフォームのことなんてどうでもいいのに!!


って、そんなにスカート短いかな!?


他のウェイトレスを見てもあんま変わらない気が…


それに水原さんなんてもっと短くしてるし。


あ、水原さんは足が細くて綺麗だから良いけど私は醜いから見せんなってこと…?


それだったらショックすぎる…


蒼空なんてウェイターの格好がキマっててかっこよすぎるよ…。


それにあんな助け方するなんてずるいな本当に。


< 214 / 307 >

この作品をシェア

pagetop