お前、可愛すぎてムカつく。

「あ、そうなん…」


「行くのやめたら？」


「え？桐谷君には関係ないじゃん…」


私の事嫌いなくせに…なんでいつも突っかかってくるの！？


「後悔してもしらねぇよ？」


「こ、後悔なんて…しないもん」


ただ遊ぶだけなのに…。


後悔なんてするはずないじゃん。


それに憧れの颯太先輩だよ！？



「あっそ。俺はちゃんと忠告してやったからな」


上から目線で本当にエラそう。



「あのさ、少なくとも…桐谷くんよりは先輩の方が優しいし、桐谷くんみたいに色んな女の子と遊んだりしないし！それに…ほっといてくれる!?桐谷くん私のこと嫌いでしょ!?なのにイチイチ突っかかってきてムカつくんだけどっ」


ついに…ついに言ってしまった。


恐くて顔を上げられないけど、言ってすっきりした。


これでいいんだ。いつも言われてばっかりじゃしゃくにさわるもん！