浮 気 症 候 群
「っ、…」
声を押し殺して泣いたのは初めてだった。
でも明日はいつもと変わらない。
先輩と一緒に投稿して、ご飯食べて、下校する
なにも見なかった
見てなかった。
これでいい
次の日は驚く程普通に来た
いつもの時間に起きて仕度をして、先輩が来た。
「凛月」
優しいトーンで声を掛けられる
いつもと変わらない
いつまでも隣にいたいから
「おはよう」
平気なフリ
それでも
見抜ける君は
ずるい
「なんかあった?」
「え?」
突然の事に拍子抜けする
「目が赤く晴れてる」
と、百瀬先輩は私の涙袋辺りをなぞる
「冷やした方がいい」
百瀬先輩は私の瞼にキスを落とした
先輩の行動一つ一つにどきどきと心拍数を増してしまう私は単純だ。
すると繋いだ手を更に指を絡めて繋いだ。
今だけは、私を見て?
先輩とは下駄箱付近で別れる
別れる間際に先輩は必ずと言ってもいいほど、私の髪にキスをする。
私にとっては死ぬ程恥ずかしいのだけれど
満更でもなかった。
声を押し殺して泣いたのは初めてだった。
でも明日はいつもと変わらない。
先輩と一緒に投稿して、ご飯食べて、下校する
なにも見なかった
見てなかった。
これでいい
次の日は驚く程普通に来た
いつもの時間に起きて仕度をして、先輩が来た。
「凛月」
優しいトーンで声を掛けられる
いつもと変わらない
いつまでも隣にいたいから
「おはよう」
平気なフリ
それでも
見抜ける君は
ずるい
「なんかあった?」
「え?」
突然の事に拍子抜けする
「目が赤く晴れてる」
と、百瀬先輩は私の涙袋辺りをなぞる
「冷やした方がいい」
百瀬先輩は私の瞼にキスを落とした
先輩の行動一つ一つにどきどきと心拍数を増してしまう私は単純だ。
すると繋いだ手を更に指を絡めて繋いだ。
今だけは、私を見て?
先輩とは下駄箱付近で別れる
別れる間際に先輩は必ずと言ってもいいほど、私の髪にキスをする。
私にとっては死ぬ程恥ずかしいのだけれど
満更でもなかった。