浮 気 症 候 群
「百瀬先輩、帰りませんか?」

放課後1人3年生の教室に向う

「んー」

返事をしたと思ったら来い来いとジェスチャーする

「どうしたんですか?」

幸い先輩のクラスには先輩しか居らず、遠
慮すること無く入れた

机の上に腰掛ける先輩がぎゅっと私を抱きしめる

「先輩?」

「可愛い」

先輩が私の首元にキスを落とす。

生温い息と唇は触れるところを溶かしていった。

少し漏れる声と息遣いだけが虚しく響く。


擽ったくて逃げ出そうとしていた私を見て

「あからさまに嫌な顔してる」

と呟くと少しイラついたらしく

「俺の事嫌い?」

と訪ねてきた。

大好きなのに、ね
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