【短】花火の夜に

「お前はもうオレの彼女だからな」


「うん…あたしさ 絶対相手にされないって思ってた」


「なんで?」


「いつも周りに綺麗なお姉さん達いるし あたし高校生だし…」


「そんなこと関係ねぇよ さっきは頭おかしくなるとこだった」


「だって…」


「"だって"なんだよ?」


「邪魔したくなかったから…歌ってるの」


「ったく可愛いこと言うなよ…オレの理性を崩す気か?」


「ちょっ…」


顔真っ赤にするお前
だからそれがやばいんだって

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