初恋は一生もの



「よーい、どん!」



ビュンッ 




「ちょ、明莉はや!!」



「え、これ、1000㍍だよね?最初あんなにとばして大丈夫なの?」




あーも。やっぱりむかつくもんはむかつく!!




て、てか…




きつい!!!



さ、最初とばしすぎた。





「あ!優ちゃんだ!!」




1000㍍の隣で50㍍走が行われている




「優ちゃん、足はやいんだよねー…」



優ちゃんは小さい頃からすっごい足がはやい


てか運動が得意なんだよね



走りながら優ちゃんを見ていると



パチッ



ふと目があった



優ちゃんは満面の笑みで手をふってきた



「あっは、優ちゃん手ふりすぎだよ笑」



あたしもふりかえそうと思った瞬間、




「優斗ー、がんばってね!」  


「ほら手なんかふってないで集中集中♪」




女子がまた優ちゃんのまわりに…




なんかモヤモヤする。




ほんと優ちゃんがモテるなんて知らなかったな



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