私情。
泣く資格も。
まだ朝方。
また公園を見つけたから寝そべる。
すぐに目を閉じて、
夢へ逃げる。
あーあ、
どんな顔して会おうかな。
彼は言ってくれたんだよなあ、
どんな私のことも好きになるって、
これから愛していくって。
なのに、もう。
でもみんなきっとわかってたでしょうに、私が結局はあーちゃんを好きでいることも、そんな恋人関係に私が痺れを切らすことも。
ずるい女だから、
あーちゃんの、隣にいる夢以外見れないはずはないのに、どうしてこうもずるいんだろう。
同じ土台に立って二人で都合いい関係の方が、あーちゃんは楽なんじゃないかって。
でもそれは間違いだった。
誰も、幸せにはなれなかった。
誰も。