黄泉の本屋さん
「でも、彼に、立ち直ってもらいたいんです。生きて、欲しいんです」
笑って―――――。
ゆめかさんの願い。
それは、儚く。
それでいて強く。
「お願いします」
願う。
「生きていた頃の言葉としてなら、残しても問題ないかもしれません」
「浅葱!そんなことまで許しては!」
「暁、僕は、神の代理だけど。それでも、少しでも彷徨える魂を救いたいと思う。できることは、やりたいんだよ」
「浅葱・・・」
願いは、届く。
想いは。
「書きましょう、ゆめかさん!彼に、手紙!」
想いを文字に乗せて。