黄泉の本屋さん
私、浅葱に言いたいことがあるの。
私、浅葱に、好きだって言いたい。
まだ、好きって伝えられてない。
浅葱の事が、好きだって。
「好きって、言わせてよ!」
私は、浅葱の服を引っ張ると自分の唇を浅葱のそれに押し付ける。
浅葱には、強引に口づけてばっかだね。
私、こんなに強引だったかな。
浅葱に対しては、ものすごく強引になれちゃうみたい。
「・・・っ」
頬を赤らめながら唇を放す。
浅葱の顔をそっと見上げると、光の戻った浅葱と目が合った。