黄泉の本屋さん
「浅葱が、残りたいと言ってくれたらそうしようと思っていたんです。今までのように、浅葱と共に。私と浅葱でこの店を続けていきたいと」
「暁・・・。うん。じゃあ、これからもよろしくね」
浅葱は、この場所を選んだ。
選んだんだね。
私は二人を微笑ましい気持ちで見守る。
嬉しい。
私も、すごく嬉しい。
暁は、浅葱に神の力を譲渡し、暁は今までの子どもの姿に戻った。
浅葱も暁もとても幸せそうで、温かい丸で家族のような――――――。
ズクン。
―あんたなんか、産まなきゃよかった
いた・・・。
な、なに?
声が。
誰の、声?