黄泉の本屋さん
「私、もっと頑張りたい。浅葱の手伝いを、したい」
「奏音さん・・・」
「私にできることはあまりないかもしれないけど。半分生きてる私だからこそできることをしたい」
今、ここで塞ぎこむことは簡単だけど。
でも、それじゃあだめだと思うから。
今、私がここにいる現実を受け止めて。
私ができることをしたい。
「残された人と、去らなくてはいけない人を繋ぐ、架け橋になりたい」
大それたことはできないけれど。
想いを繋ぐお手伝いをしたい。
「奏音さんがいてくれると、心強いな」
「まったく、手がかかる人が増えて、こっちは大変ですよ」
2人に出会えたこともまた。
私にとって大切な出会いになる。
「どうぞよろしく、お願いします!」