めんどくさがり系女子の恋愛事情

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気がつくと、私は真っ暗闇の中


独りでうずくまっていた。



この暗闇から抜け出す方法なんてわからなくて


出口を探すことさえ諦めてしまった。



すべてがめんどくさい。




あの時からそうなった。



めんどくさいものは避けていく。



人に正面からぶつかっていくことはなくなった。


物に執着しなくなった。




…でもそれはきっと


自分が傷つくのが怖かったから。




もうあんな思いはしたくないから。




自分の本音はめんどくさいという言葉の下に隠してしまおう。


そう思うようになったのはいつから？



ふと顔を上げてみると、遠く離れた場所に


光が見えた。


手を伸ばしても届かない、遠い遠いところ。



私は最後の力を振り絞ってその光に向かって走ってみた。



でもいつまでたってもたどり着かない。



この暗闇から早く出たいのに






終わりが見えない。