し・か・え・し
あたしの決死の告白は最悪の結果となり
さらに追い討ちをかけ
その日からのあだ名は【3拍子】
知らない人まで意味もわからず
【3拍子】って。
ただ【ブスの3拍子】だとは
神野くんが言わなかったから
救いだったが。。。
精神的に追い込まれ
ついにあたしは登校拒否。
何故 公立高校の受験を控えた
この時期に告白を?
それは付き合えなくても
1日でもいいから 一緒に居られたら
勉強も頑張れる!と言う 今思えば
浅はかな考えだった。
毎日毎日担任の先生が来たけれど
両親は心配して無理には学校へ行け!
とは言わなかった。
『いじめられてるのか?』
そう聞く父に本当のことは言えない
『いじめじゃないけど居場所がない』
『河野さんたちは?』
河野さん=河野恵子 あたしの友人の一人
毎日心配して連絡をくれたり
悩みを聞いてくれる友人はちゃんといる。
だけど いざ学校へ行こうとしたら
吐き気が来る。
そんな様子に母は
『もうどうせあと2週間ぐらいで
学校も終わりだから
無理して行かなくてもいいよ
家で公立高校目指して頑張んなさい』
と言ってくれていた。